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英ユニリーバ、ロシア撤退 現地企業アルネストに売却

2024年10月11日(金)14時19分

英食品・家庭用品大手ユニリーバは10日、4工場を含めた全てのロシア事業とベラルーシ事業をロシア企業アルネスト・グループに売却したと発表した。資料写真(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

Yadarisa Shabong Alexander Marrow

[10日 ロイター] - 英食品・家庭用品大手ユニリーバは10日、4工場を含めた全てのロシア事業とベラルーシ事業をロシア企業アルネスト・グループに売却したと発表した。

売却条件は非公表だが、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は匿名の複数の関係者の話として売却額は5億2000万ユーロ(5億6841万ドル)相当だったと報じた。

ユニリーバは報道された売却額の確認を拒否したが、4工場を含むロシア事業の純資産は6月30日時点で約6億ユーロだったと明らかにした。

ユニリーバのハイン・シューマッハ最高経営責任者(CEO)は声明で「ブランドのキリル文字への変更だけでなくITインフラやサプライチェーン(供給網)の分離も含め、作業は非常に複雑だった」と述べた。

アレクセイ・サガル氏が率いるアルネスト・グループは、ロシアが2022年2月にウクライナに侵攻して以降、欧米企業を買いあさっており、特にオランダのビール大手ハイネケンのロシア事業はわずか1ユーロで買収した。

ロイター
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