ガザ一時停戦合意、子どもへのポリオワクチン2回目接種で=国連

10月10日、国連児童基金(ユニセフ)のキャサリン・ラッセル事務局長は、パレスチナ自治区ガザで14日から10歳未満の子ども59万人を対象としたポリオワクチンの2回目接種を行うため一時戦闘休止が合意されたと明らかにした。ガザで9月1日撮影(2024年 ロイター/Ramadan Abed)
[国連 10日 ロイター] - 国連児童基金(ユニセフ)のキャサリン・ラッセル事務局長は10日、パレスチナ自治区ガザで14日から10歳未満の子ども59万人を対象としたポリオワクチンの2回目接種を行うため一時戦闘休止が合意されたと明らかにした。
ラッセル氏は声明で「地域別で人道的停戦が合意された。全関係勢力がこれを尊重することが不可欠。停戦がなければ子どもたちへのワクチン接種は不可能」と述べた。
国連によると、9月1日に始まった1回目接種では、10歳未満の子どもの90%に行う目標を達成した。
ラッセル氏は「昨日追加のワクチン機器と保冷箱が到着し、ポリオワクチンの配布と子どもたちへの接種を行う準備が整った」と説明。「1回目接種の成功は、合意が尊重されれば目的を達成できることを示している」と述べた。