ゼレンスキー氏が訪米、バイデン氏と26日会談 終戦計画説明へ
ウクライナのゼレンスキー大統領は、国連総会に出席するため22日に米国に到着した。ニューヨークで国連総会に出席するほか、バイデン大統領やハリス副大統領と26日に会談する予定。キーウで11日代表撮影(2024年 ロイター)
[ワシントン 22日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は、国連総会に出席するため22日に米国に到着した。ニューヨークで国連総会に出席するほか、バイデン大統領やハリス副大統領と26日に会談する予定。
ゼレンスキー大統領は、バイデン大統領の地元ペンシルベニア州のスクラントンにある砲弾工場を訪問。「このような場所でこそ、民主的な世界が勝利することを実感できる」と、工場従業員に謝意を示す写真も添えてXに投稿した。
ニューヨークでは米企業や国際機関の幹部、各国要人とも会談する予定。ゼレンスキー氏は、支援国に「真に公正な平和のための共通の勝利」の達成へ協力を求め、「この秋がこの戦争の将来を決定するだろう」とXに投稿した。
ゼレンスキー氏は、対ロシア戦争の終了に向けた「勝利計画」をまずバイデン氏に提示するとしている。ハリス氏や各国要人にも同計画を説明するとみられる。また米大統領選挙の共和党候補トランプ前大統領との面会も希望している。トランプ氏はおそらく同氏と会うと今週述べたが、具体的な予定は発表されていない。トランプ氏は、ハリス氏との大統領選候補討論会で、ウクライナの勝利を望んでいるかとの質問に、明確な回答を避けている。
米政府は、ウクライナに対する3億7500万ドルの軍事支援パッケージを準備しており、25日に発表する見通し。