ニュース速報
ワールド

スペインの観光客、7月は過去最高に 独英来訪者が急増 

2024年09月03日(火)08時44分

国立統計研究所が公表したデータによると、スペインを訪れた7月の観光客数は前年比7.3%増の1090万人で、過去最高となった。写真はバルセロナで8月30日撮影(2024年 ロイター/Bruna Casas)

Belén Carreño Maria Martinez

[マドリード/ベルリン 2日 ロイター] - 国立統計研究所が公表したデータによると、スペインを訪れた7月の観光客数は前年比7.3%増の1090万人で、過去最高となった。観光客の支出は12%増加した。

2024年1─7月の外国人観光客の支出は18.6%増加し、710億ユーロ(790億ドル)に達した。

ロイター調査によると、英国とドイツからの観光客が得に増え、スペインの今年の国内総生産(GDP)成長率は2.4%に達すると予想されている。これはユーロ圏の成長率予想(0.7%)やドイツの(0.3%)を大幅に上回る。

ドイツの第2・四半期国内消費は0.2%減少したが、ドイツ人観光客のスペインでの支出は10%近く増加し、旅行1回当たりの支出は平均1340ユーロだった。観光客の5人に1人を占める英国人の7月支出は7.5%増の1389ユーロだった。

シンクタンク、フンカスの主任エコノミスト、レイモンド・トレス氏は「スペインのサービス部門はドイツよりも競争力がある」と指摘。「消費パターンも変化しており、世界的に旅行への支出が中心になっている。人々はより良いホテルにもっとお金を使うことを好んでいる」と述べた。

独ベルリン出身のハウケ・プリッジさん(34歳)は今年これまでにスペインを3回訪れており、2週間の滞在で平均2200ユーロを使った。これは自国で使う金額よりも多いという。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

グリーンランドに「フリーダムシティ」構想、米ハイテ

ワールド

焦点:「化粧品と性玩具」の小包が連続爆発、欧州襲う

ワールド

米とウクライナ、鉱物資源アクセス巡り協議 打開困難

ビジネス

米国株式市場=反発、ダウ619ドル高 波乱続くとの
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ関税大戦争
特集:トランプ関税大戦争
2025年4月15日号(4/ 8発売)

同盟国も敵対国もお構いなし。トランプ版「ガイアツ」は世界恐慌を招くのか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    凍える夜、ひとりで女性の家に現れた犬...見えた「助けを求める目」とその結末
  • 2
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止するための戦い...膨れ上がった「腐敗」の実態
  • 3
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最強” になる「超短い一言」
  • 4
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
  • 5
    米ステルス戦闘機とロシア軍用機2機が「超近接飛行」…
  • 6
    公園でひとり歩いていた老犬...毛に残された「ピンク…
  • 7
    ノーベル経済学者すら「愚挙」と断じるトランプ関税.…
  • 8
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 9
    コメ不足なのに「減反」をやめようとしない理由...政治…
  • 10
    娘の「眼球が踊ってる」と撮影、目の「異変」は癌が…
  • 1
    公園でひとり歩いていた老犬...毛に残された「ピンク色」に心打たれる人続出
  • 2
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 3
    ひとりで海にいた犬...首輪に書かれた「ひと言」に世界が感動
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    凍える夜、ひとりで女性の家に現れた犬...見えた「助…
  • 7
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 8
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
  • 9
    「やっぱり忘れてなかった」6カ月ぶりの再会に、犬が…
  • 10
    「吐きそうになった...」高速列車で前席のカップルが…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    公園でひとり歩いていた老犬...毛に残された「ピンク色」に心打たれる人続出
  • 3
    ひとりで海にいた犬...首輪に書かれた「ひと言」に世界が感動
  • 4
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛…
  • 5
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の…
  • 6
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 7
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 8
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 9
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中