ウクライナがクルスク原発攻撃試みたとロシア主張、テロと非難
8月23日、ロシアはウクライナが前日夜から未明にかけてクルスク原子力発電所を攻撃しようとしたと主張、「核テロ行為」だとして非難した。写真はウクライナとロシアの国境の検問所。ウクライナ側から11日撮影(2024年 ロイター/Viacheslav Ratynskyi)
[モスクワ 23日 ロイター] - ロシアは23日、ウクライナが前日夜から未明にかけてクルスク原子力発電所を攻撃しようとしたと主張、「核テロ行為」だとして非難した。
国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は数日中に同原発を視察する予定。
ロシアのプーチン大統領は22日にも、ウクライナがクルスク原発への攻撃を試みたとして非難している。ロイターはウクライナ国防省にコメントを求めたが、現時点で回答は得られていない。
クルスク州はロシア西部に位置し、クウクライナ軍が今月6日に電撃的な越境攻撃を開始して以来、激しい戦闘が続いている。
ロシア国防省は、防空部隊がオーバーナイトにクルスク州でウクライナのドローン(無人機)3機を撃墜したと発表。ウクライナがロシアの施設への「テロ攻撃」を試みたのを阻止したともした。
ロシアのタス通信は、匿名の関係筋の話として、ドローンは使用済み核燃料の貯蔵施設の近くで撃墜されたと報じた。ロイターは独自に事件の詳細を確認することはできなかった。