米8月PPI、前月比+0.2%で予想上回る 前年比+1.7%で伸び鈍化
米労働省が12日発表した8月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比(季節調整済み)0.2%上昇した。2022年3月撮影(2024年 ロイター/Andrew Kelly)
[ワシントン 12日 ロイター] - 米労働省が12日発表した8月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比(季節調整済み)0.2%上昇した。サービス価格の上昇を背景に、伸びは市場予想(0.1%)を上回ったものの、インフレ鎮静化と一致する内容となった。
7月分は当初の0.1%上昇から、横ばいに下方改定された。
前年比は1.7%上昇と、前月の2.1%から伸びは鈍化した。市場予想は1.8%上昇だった。
労働市場の安定とインフレ率の高止まりを背景に、連邦準備理事会(FRB)は17─18日に行われる米連邦公開市場委員会(FOMC)で緩和サイクルを開始するとみられるが、50ベーシスポイント(bp)の大幅利下げの観測はさらに後退した。
CMEのフェドウオッチによると、金融市場は次回のFOMCで50bpの大幅利下げが行われる確率を約13%、25bpの利下げ幅については約87%との見方を織り込んでいる。
サービスの価格は前月比0.4%上昇し、7月の0.3%下落からプラスに転じた。ホテルなどの宿泊料金が4.8%上昇したことに押し上げられた。外来診療費が0.2%上昇した一方、入院医療費は横ばいだった。
一方、航空運賃は0.8%下落した。
ポートフォリオ管理手数料は横ばい。卸売業者や小売業者が受け取るマージン(利ざや)の尺度である貿易サービスは0.6%上昇し、消費者の値上げに対する抵抗感が強いにもかかわらず、企業が依然として価格決定力を持っていることを示唆した。
モノの価格は横ばい。7月は0.6%上昇していた。
エネルギーは0.9%下落。一方、食品は0.1%上昇した。
食品とエネルギー、貿易サービス部門を除いたコア指数は前月比0.3%上昇し、伸びは7月と並んだ。前年比では3.3%上昇し、前月の3.2%上昇から小幅加速した。
消費者物価指数(CPI)とPPIのデータからエコノミストが推定する8月のコア個人消費支出(PCE)価格指数は、0.14─0.18%上昇の範囲となった。
コアインフレ率は7月の前年比2.6%上昇に続き、8月も2.7%上昇すると予想される。低水準を推移した昨年分が計算から除外されることが背景にある。
JPモルガンのエコノミスト、マイケル・ハンソン氏は「FRB当局者が過去に言及した6カ月間の年率換算は7月の2.6%から2.3%に低下するにとどまるものの、3カ月間の年率換算は2%を下回ると予想される」と述べた。
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