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紅海でタンカーに繰り返し攻撃、動力失い漂流と英海事機関

2024年08月22日(木)09時48分

 ギリシャ船籍のタンカーが8月21日、紅海で繰り返し攻撃を受けて動力を失い、漂流していると英国の海事機関UKMTOが明らかにした。7月31日、イエメンの港湾都市ホデイダで撮影(2024年 ロイター/Khaled Abdullah)

Jana Choukeir Renee Maltezou

[ドバイ 21日 ロイター] - ギリシャ船籍のタンカーが21日、紅海で繰り返し攻撃を受けて動力を失い、漂流していると英国の海事機関UKMTOが明らかにした。

紅海では昨年11月以降、パレスチナのイスラム組織ハマスに連帯を示すイエメンの親イラン武装組織フーシ派が船舶への攻撃を行っているが、21日の攻撃について現時点で犯行声明は出していない。

ギリシャ海運省とUKMTOによると、イエメンの港湾都市ホデイダの西約77カイリ(142キロ)の地点で、小型ボート2隻の乗船者が複数の飛翔体でタンカーを攻撃した。

UKMTOによれば、この際に小型武器で短時間交戦した後、同タンカーから再び攻撃の報告があった。これによって火災が発生し、船はエンジン出力を喪失、操船不能になったという。

ロシア人とフィリピン人で構成する乗組員25人にけがの報告はなく、海運関係者は船が自力で航行できる見通しだと述べた。

運航会社デルタ・タンカーズは船が軽微な損傷を受け、漂流していることを認めた。航行を続ける予定で、乗組員が状況を評価中だと述べた。

ロイター
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