ハリス氏、法人税率28%へ引き上げ提案 トランプ氏との違い明確に
ハリス米副大統領は、11月の大統領選で勝利すれば、法人税率を21%から28%に引き上げる増税案を提案している。ハリス氏の陣営が19日発表した。ノースカロライナ州ローリーで16日撮影(2024年 ロイター/Jonathan Drake)
Trevor Hunnicutt
[ワシントン 19日 ロイター] - ハリス米副大統領は、11月の大統領選で勝利すれば、法人税率を21%から28%に引き上げる増税案を提案している。ハリス氏の陣営が19日発表した。
ハリス陣営の広報担当者ジェームズ・シンガー氏は、この案は「労働者への再分配を強化し、富裕層や大企業に対する公平な負担を確実にする財政的に責任ある方法」の一環と述べた。
共和党の大統領候補であるトランプ前大統領は在任中、法人税率を35%から21%に引き下げており、11月の大統領選でも減税恒久化を公約として掲げている。
超党派機関「責任ある連邦予算委員会(CRFB)」は19日、法人税率を28%に引き上げるハリス氏の提案が米財政赤字を10年間で1兆ドル削減すると試算した。
同氏は年収40万ドル以下の国民に増税しないというバイデン大統領の公約を維持する考えを示している。