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インド製造業PMI、6月は58.3に上昇 需要堅調で生産拡大

2024年07月01日(月)14時52分

S&Pグローバルがまとめた6月のインド製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は58.3で、3カ月ぶり低水準だった5月の57.5から上昇した。写真はインドの織物工場。22年撮影。(2024年 ロイター/Samuel Rajkumar/File Photo)

[ベンガルール 1日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた6月のインド製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は58.3で、3カ月ぶり低水準だった5月の57.5から上昇した。

堅調な需要を背景に生産が拡大し、雇用が約19年ぶりの高い伸びとなった。一方、インフレ圧力は高止まりした。

6月のPMI速報値は58.5だった。

HSBCのグローバルエコノミスト、マイトレイ・ダス氏は「インドの製造業部門はより堅調な足取りで4─6月期を終えた」と述べた。

同時に「製造業全体の見通しは依然として明るいが、将来の生産を示す指数は過去の平均を上回りつつも3カ月ぶり低水準に後退した」と指摘した。

6月は好調な需要が生産指数と新規受注指数を押し上げた。外需の伸びは鈍化したものの、長期平均は上回った。

業務の増加を背景に雇用は4か月連続で増加し、約19年前の調査開始以来、最も高い伸びとなった。

企業の景況感は3カ月ぶりの水準に低下したが、長期平均は上回った。

インフレ圧力は高止まりした。コスト上昇が前月からやや鈍化した一方、販売価格は2年ぶりの高い伸びとなった。

ロイター
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