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フィリピン2月CPI上昇率、前年比3.4% 5カ月ぶりに加速
2024年03月05日(火)13時12分
フィリピン統計局が5日発表した2月消費者物価指数(CPI)前年比上昇率は3.4%で、5カ月ぶりに加速した。マニラのレストランで昨年1月撮影(2024年 ロイター/Lisa Marie David)
Neil Jerome Morales Mikhail Flores
[マニラ 5日 ロイター] - フィリピン統計局が5日発表した2月消費者物価指数(CPI)前年比上昇率は3.4%で、5カ月ぶりに加速した。食品や輸送などの価格上昇が全体を押し上げた。特にコメの価格は15年ぶりの高い伸びになった。1月は2.8%。
ロイターがまとめたエコノミスト予想の3.1%も上回ったが、依然として中央銀行の今年の目標圏(2―4%)内には収まっている。
また変動の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIの前年比上昇率は1月の3.8%から3.6%に鈍化した。
中銀は先月の会合で政策金利を3回連続6.50%に据え置くと決定。物価上昇率は今年を通じて目標圏内で推移すると想定している。次回会合は4月4日の予定。
INGのエコノミスト、ニコラス・マパ氏は、中銀は相当の期間、政策金利を現行水準に維持する公算が大きいとの見方を示した。