インドネシア大統領選、敗北2候補が不正主張 議会に調査求める

2月20日、インドネシア大統領選で敗北した候補者2人が、選挙期間中に不正があったとする指摘を調査するよう議会に求めた。両候補のポスター、ジャカルタで11日撮影(2024年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[ジャカルタ 20日 ロイター] - 14日のインドネシア大統領選で敗北した候補者2人が、選挙期間中に不正があったとする指摘を調査するよう議会に求めた。
ただ、独立のオブザーバーらは、最新ではない選挙人名簿が使用されたり投票が遅延したといった問題を別にすれば、組織的な不正を示す兆候は見られないとの見方を示している。
選挙の最終結果は3月20日までに発表されるが、非公式の集計によれば、プラボウォ国防相が58%の票を獲得し、1回目の投票で勝利を決める見通し。アニス前ジャカルタ特別州知事は25%、ガンジャル前中部ジャワ州知事は17%。
選挙委員会による暫定集計値も同様の結果となっている。
両者の陣営は根拠を示さず、選挙戦中に有権者への脅迫、国家機関による不正操作、福祉基金など国家資金の不正利用により選挙結果の操作が行われたと主張している。