ペルーがエクアドル国境に非常事態宣言、暴力急増受け

　１月９日、ペルー政府は、隣国エクアドルで主にギャング組織による暴力行為が急増しているとして、同国と接する北側国境に非常事態宣言を発令した。写真はペルーのオタロラ首相。同国リマでの代表撮影（２０２４　ロイター）

[リマ ９日 ロイター] - ペルー政府は９日、隣国エクアドルで主にギャング組織による暴力行為が急増しているとして、同国と接する北側国境に非常事態宣言を発令した。

宣言を発表したペルーのオタロラ首相は、非常事態宣言に基づき警察支援のため軍を派遣すると表明した。規模は明らかにしなかったが、国防相と内務相も調整のため国境に出向くと述べた。

エクアドルでは無法状態が悪化しており、ノボア大統領は９日、生放送中の公共テレビ局スタジオを武装集団が占拠する事件が発生した直後、２２のギャング組織をテロ組織に指定する大統領令を発布した。