インドCPI、11月は前年比+5.55% 食品高騰で3カ月ぶり高水準

インド当局が発表した11月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比5.55%上昇した。上昇率は前月の4.87%から加速し、3カ月ぶりの高水準。食品・飲料の値上がりが寄与した。写真は8月21日、アーメダバードで撮影(2023年 ロイター/Amit Dave)
Sarita Chaganti Singh Aftab Ahmed
[ニューデリー 12日 ロイター] - インド当局が発表した11月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比5.55%上昇した。上昇率は前月の4.87%から加速し、3カ月ぶりの高水準。食品・飲料の値上がりが寄与した。
CPI上昇率はロイターのエコノミスト予想(5.70%)には届かなかったものの、インド準備銀行(中央銀行)が利下げ開始の目安と示唆している4%を依然上回り、すぐには利下げに動かないとの見方が強まった。
消費者物価全体の半分近くを占める食品価格は8.70%上昇。前月の6.61%上昇から伸びが加速した。
エコノミスト4人によると、変動の激しい食品とエネルギーを除くコアインフレ率は推計4.05─4.20%。前月の4.20─4.28%から鈍化した。政府はコアインフレ率を発表していない。
11月のインフレ統計は、変動しやすい食品価格が小売物価を押し上げるという中銀の懸念を裏付けた。中銀は先週、5会合連続で政策金利を据え置いた。中銀のインフレ目標範囲は2―6%。
中銀のダス総裁は先に、食品インフレのリスクで目先のインフレ率は見通しづらくなっているとし、11月と12月に加速する可能性があると述べていた。
キャピタル・エコノミクスのタマシ・デ・シルバ氏は、食品の高騰と堅調な経済成長は2024年後半の金融緩和開始を示唆していると指摘した。