米国務長官、NATO外相理事会でウクライナ支援継続表明へ
ブリンケン米国務長官(写真)は今週、ブリュッセルで開催される北大西洋条約機構(NATO)外相理事会で、ウクライナに対するNATOの継続的な支援を強調する方針。8月撮影(2023年 ロイター/Eduardo Munoz)
Simon Lewis Daphne Psaledakis
[ワシントン 27日 ロイター] - ブリンケン米国務長官は今週、ブリュッセルで開催される北大西洋条約機構(NATO)外相理事会で、ウクライナに対するNATOの継続的な支援を強調する方針。国務省の欧州担当幹部が27日に明らかにした。
イスラエルとパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスの軍事衝突を受け、2022年2月のロシアによる侵攻以来、米政府がウクライナ向けに実施してきた軍事的・外交的支援の水準を維持できない可能性があるとの懸念が高まっている。
オブライエン国務次官補(欧州・ユーラシア担当)は記者団に対し、ブリンケン氏は米国と同盟国の継続的なコミットメントを強調すると述べた。ブリンケン氏はこの日、ブリュッセルに向かった。
また、ドイツのビルト紙が、米独がウクライナをロシアとの交渉に向けて徐々に誘導していると報じたことについて質問されたオブライエン氏は、米政府はそのような政策は取っておらず、「われわれは常に、これはウクライナが決めることだと言ってきた」と答えた。
オブライエン氏によると、ブリンケン氏は今週、北マケドニアのスコピエで開催される欧州安全保障協力機構の会合にも出席する。