ガザの状況への怒り当然、ロシア国民は冷静に対応を=プーチン氏

11月3日、ロシアのプーチン大統領は、パレスチナ自治区ガザの「血まみれになった子供」の映像を見て怒りがわくのは当然とした上で、国民は冷静さを保つ必要があると呼びかけた。モスクワで10月25日、代表撮影(2023年 ロイター)
[モスクワ 3日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は3日、パレスチナ自治区ガザの「血まみれになった子供」の映像を見て怒りがわくのは当然とした上で、国民は冷静さを保つ必要があると呼びかけた。
イスラム教徒が多数を占めるロシア南部ダゲスタン共和国の首都マハチカラで10月に起きた反イスラエル暴動について発言した。
ガザで苦しみ血まみれになっている子どもたちを見れば、怒りをぶつけたくなるのは当然だと述べた上で「しかしわれわれは冷静に対応し、悪の根源がどこにあるのかを理解すべきだ」と訴えた。
イスラエルのガザ空爆に抗議する群衆が10月29日、マハチカラの空港に押し寄せ、テルアビブから到着したユダヤ人の乗客を襲撃しようとして大混乱になった。
80人以上が逮捕され、プーチン氏は治安責任者との緊急会議を招集して再発防止策を協議した。