ニュース速報
ビジネス

アジアのヘッジファンド、先週は日本・インド株に買い=モルガンS

2025年04月30日(水)14時12分

 モルガン・スタンレーによると、アジアのヘッジファンドは先週、日本株とインド株に買いを入れた。今月初旬はトランプ米大統領の相互関税発表を受けて急ピッチで投資を減らしていた。都内で24日撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)

Summer Zhen

[香港 30日 ロイター] - モルガン・スタンレーによると、アジアのヘッジファンドは先週、日本株とインド株に買いを入れた。今月初旬はトランプ米大統領の相互関税発表を受けて急ピッチで投資を減らしていた。

アジアのヘッジファンドは、ショートカバーを中心に台湾株にも買いを入れた。ただ、オーストラリア株と中国株のポジションは減らした。

29日に顧客向けに送付したプライムブローカレッジ・リポートで明らかにした。

日本株は今月2日の相互関税発表後の下落分を取り戻した。インド株は今月3%以上値上がりしている。投資家は日本とインドが対米通商交渉で合意をまとめると期待している。

モルガン・スタンレーによると、ヘッジファンドは日本の素材、ハイテク、工業株を購入。中国では一般消費財セクターに売りを出した。

ゴールドマン・サックスによると、アジアのヘッジファンドが今月24日までの1カ月間で最も売り越したのは中国株だった。香港・米国上場の中国株に売りが集中した。

モルガン・スタンレーは、アジアのヘッジファンドのレバレッジ水準について、回復はしているが「関税発表前に売りが膨らんだ際の水準をはるかに下回っている」と指摘した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

りそなHD、25年3月期純利益目標を上方修正 従来

ビジネス

日経平均は5日続伸、米株高を好感 イベント控え手掛

ビジネス

仏GDP、第1四半期速報値は前期比0.1%増 小幅

ビジネス

村田製、今期は21%営業減益予想 相互関税の需要影
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは? いずれ中国共産党を脅かす可能性も
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    ポンペイ遺跡で見つかった「浴場」には、テルマエ・…
  • 5
    中居正広事件は「ポジティブ」な空気が生んだ...誰も…
  • 6
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新…
  • 7
    インド北部の「虐殺」が全面「核戦争」に発展するか…
  • 8
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 9
    トランプの中国叩きは必ず行き詰まる...中国が握る半…
  • 10
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 5
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 6
    教皇死去を喜ぶトランプ派議員「神の手が悪を打ち負…
  • 7
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 8
    私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口…
  • 9
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 10
    健康寿命は延ばせる...認知症「14のリスク要因」とは…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 7
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 8
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 9
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中