原油先物は小幅高、2%下落の後小動き

アジア時間の原油先物価格は、小幅な値動きにとどまっている。写真は、ロシアの港町ナホトカ近くのナホトカ湾を航行するタンカー。2022年8月、ナホトカで撮影(2025年 ロイター/Tatiana Meel)
Colleen Howe
[北京 24日 ロイター] - アジア時間の原油先物価格は、小幅な値動きにとどまっている。
0038GMT(日本時間午前9時38分)時点で北海ブレント先物は0.06ドル(0.09%)高の1バレル=66.18ドル。米WTI先物は0.07ドル(0.11%)高の62.34ドル。
オーバーナイトの取引では、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」の複数の加盟国が、6月も原油生産拡大を提案する見通しとのロイターの報道を受け2%下落していた。
米中の貿易交渉が近いことを示唆する兆候は価格を下支えする材料となっている。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、トランプ政権が中国製品に対する関税を50─65%程度に引き下げることを検討していると報じた。
またベッセント米財務長官は、米中が互いに表明している関税率は持続可能ではなく引き下げる必要があるとの見解を示した。