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ECB、近く物価目標達成も 不確実性高く政策予測困難=スロバキア中銀総裁

2025年04月22日(火)23時30分

ECB理事会メンバーのカジミール・スロバキア中銀総裁は、ECBのインフレ目標は向こう数カ月以内に達成される可能性があると述べた。2018年、香港で撮影(2025年 ロイター/Bobby Yip)

[22日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのカジミール・スロバキア中銀総裁は22日、ECBのインフレ目標は向こう数カ月以内に達成される可能性があると述べた。同時に、経済全体の見通しが極めて不確実になっているため、ECBの次の政策措置を巡る有意義な指針を示すのは困難との見方を示した。

カジミール氏はブログへの投稿で「(ユーロ圏の)インフレ率は目標に近づいており、向こう数カ月以内に目標を達成できると確信している」と言及。ECBがこれまでに実施した利下げにより、現在の政策金利は景気を熱しも冷やしもしない「中立金利」に近い水準にあるとの見方を示した。

同時に、米国の関税政策に起因する貿易を巡る世界的な緊張の高まりに言及し、急速に変化する環境下で不確実性が高まる中、ECBの今後の政策の行方を予測するのは難しいと指摘。ECBは入手されるデータに基づき政策決定を行っていくとし、「6月の理事会での決定は、新たなデータと新たな予測に大きく左右される」と述べた。

ECBは17日、主要政策金利の預金金利を0.25%ポイント引き下げ、2.25%とすると決定。利下げは6会合連続で、過去1年間で7回目だった。

ECBは同理事会で、米国の関税措置でユーロ圏の経済成長が大きな打撃を受ける可能性があると警告。市場では、ECBは年内に少なくともあと2回の利下げを決定するとの見方が織り込まれている。

ロイター
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