米FTC、ウーバーを提訴 サブスクサービスで「虚偽主張」

米連邦取引委員会(FTC)は4月21日、米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズをサンフランシスコの連邦地裁に提訴した。写真はウーバーのロゴ。2024年2月、ロサンゼルスで撮影(2025年 ロイター/Mike Blake)
[ワシントン 21日 ロイター] - 米連邦取引委員会(FTC)は21日、米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズがサブスクリプション(定額課金)サービス「ウーバー・ワン」の一部の契約者に対して知らないうちに契約させ、サービス内容について虚偽の主張をしていたとして、サンフランシスコの連邦地裁に提訴した。
このサービスは月額9.99ドルに設定し、ウーバーが手がける配車サービスや料理配達の料金の割引を受けられる。FTCは訴状で、ウーバー・ワンに入れば利用者が毎月約25ドルを節約できると偽り、解約が簡単なように欺いたとした。
FTCのファーガソン委員長は「国民は、解約が不可能と思われるような不要な契約を結ばされることにうんざりしている」とコメントした。
ウーバーの広報担当者、ノア・エドワーセン氏は同社が顧客の同意なしに契約を結んだり、料金を請求したりすることはしていないとして「FTCが今回の行動を選んだことに失望しているが、裁判所は当社が既に把握していることに同意してくれると確信している。それはウーバー・ワンの登録と解約のプロセスは明確でシンプルであり、法律の文言と精神に則っているということだ」と語った。