自動車守るために農業で譲歩しない、首相と同じ意見=赤沢再生相

赤沢亮正経済再生相は4月22日の閣議後会見で、対米関税交渉で自動車を守るために農業で譲歩しないとの石破茂首相の意見と「同じ」と述べた。18日、都内で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)
[東京 22日 ロイター] - 赤沢亮正経済再生相は22日の閣議後会見で、対米関税交渉で自動車を守るために農業で譲歩しないとの石破茂首相の意見と「同じ」と述べた。政府内でコメの輸入拡大案が浮上しているとの報道について「承知しているが、外交上のやりとりについて言及は控えたい」と述べた。
日本は対米交渉で関税協議と安全保障や為替を分けるとの立場を改めて強調する一方、「相手の意見に耳は傾ける」とも指摘。米側が安保・関税一体で議論を求める場合には「交渉はオールジャパンで対応するので、中谷元防衛相や防衛省と連携する」と述べた。
次回の訪米交渉日程は「まだ調整中」とした。与党が求めている電気・都市ガス料金支援の再開については「与党の議論を踏まえ適切な対応を検討する」とした。