米フォード、SUVなどの対中輸出停止 高関税受け

4月18日、米自動車大手フォード・モーターは、スポーツ用多目的車(SUV)やピックアップトラック、スポーツ車の対中輸出を停止したと明らかにした。写真は、イベントに展示された同社ロゴ。4月16日、ニューヨークで撮影(2025年 ロイター/Shannon Stapleton)
[18日 ロイター] - 米自動車大手フォード・モーターは18日、スポーツ用多目的車(SUV)やピックアップトラック、スポーツ車の対中輸出を停止したと明らかにした。中国の報復関税に伴って、車の関税率が150%まで上昇したことを受けた措置。
フォードは「現時点の関税を踏まえて、米国から中国への輸出を調整した」と説明した。
同社は今週、対中輸出を停止。ピックアップトラック「F150ラプター」やスポーツ車「マスタング」のほか、ミシガン州で生産したSUV「ブロンコ」、ケンタッキー州で生産したSUV「リンカーン・ナビゲーター」が対象となった。
フォードは米国製エンジンと変速機の対中輸出は続ける見通し。また、同社が中国で生産する高級SUV「リンカーン・ノーチラス」は、高関税の対象となるものの、引き続き米国に輸出される見通し。