CATLの第1四半期純利益は33%増、増益率2年弱ぶりの高さ
[北京 14日 ロイター] - 中国の車載電池大手、寧徳時代新能源科技(CATL)が14日発表した2025年第1・四半期(1―3月)決算の純利益は前年同期比32.9%増の140億元(19億1000万ドル)となり、四半期増益率としては2年弱ぶりの大きさとなった。売上高は6.2%増の847億元となり、6四半期ぶりに増収を確保した。
CATLは香港証券取引所への株式上場を目指している。25年第2・四半期に目指している上場によって少なくとも50億ドルの資金調達を計画しているとロイターは報じており、実現すれば香港ではクワイショウ・テクノロジー(快手科技)が新規株式公開(IPO)で約62億ドルを調達して以来、約4年ぶりの大型上場となる。
CATLは3月下旬、中国証券監督管理委員会(CSRC)が株式売却計画を承認したと発表した。
ロイターは4月、CATLが中国で3000カ所を超える電池交換拠点を運営している企業の買収を目指して交渉を進めていると報じた。この企業は電気自動車(EV)メーカー、蔚来汽車(NIO)の子会社。