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GM、加オンタリオ工場で電動商用バン生産を一時停止へ 需要に対応

2025年04月14日(月)10時37分

 4月11日、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)と労働組合ユニフォーは、販売不振のため、カナダのオンタリオ州の組立工場(CAMI)における電動商用バン「シボレー・ブライトドロップ」の生産を一時的に停止する方針を明らかにした。オンタリオ州インガーソールで3月13日撮影(2025年 ロイター/Carlos Osorio)

[デトロイト 11日 ロイター] - 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)と労働組合ユニフォーは、販売不振のため、カナダのオンタリオ州の組立工場(CAMI)における電動商用バン「シボレー・ブライトドロップ」の生産を一時的に停止する方針を明らかにした。

ユニフォーによると、GMはこの結果、同工場の従業員1200人を一時解雇する。

GMは、生産停止は最近発動された米国の自動車関税とは関係なく、在庫のバランスを取り、生産計画を現在の需要に合わせるために操業と雇用の調整を行っていると説明した。

一時解雇は14日から開始され、労働者は5月の限定生産のために復帰する。生産は2025年10月まで休止する。休止期間中に26年式ブライトドロップの生産に向け、同工場を再整備する。

ユニフォーは、10月の生産再開時には、工場は単一シフトでの操業となり、その結果、従業員約500人が削減されると述べた。

GMは「ブライトドロップとCAMI工場の将来への強い関与には変わりがなく、移行期間中に従業員を支援する。今回の措置は市場の需要に対応し、在庫を調整することが直接の理由だ。CAMIでのブライトドロップの生産と電気自動車(EV)用バッテリーの組み立ては続く」との声明を出した。

ロイター
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