スペースX、ベトナムにスターリンク拠点計画=関係者

米実業家イーロン・マスク氏率いる宇宙企業スペースXが、衛星インターネットサービス「スターリンク」の地上局をベトナムに設置する準備を進めている。ベトナム政府との交渉に詳しい関係者2人がロイターに明らかにした。写真はスペースXのロゴと衛星のミニチュア模型。3月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
[ハノイ 1日 ロイター] - 米実業家イーロン・マスク氏率いる宇宙企業スペースXが、衛星インターネットサービス「スターリンク」の地上局をベトナムに設置する準備を進めている。ベトナム政府との交渉に詳しい関係者2人がロイターに明らかにした。
同社のベトナム進出の先駆けとなる可能性があるが、当局によるインターネット通信監視を支援することにもなりそうだ。
ベトナム政府は既に5年間の試験プログラム運用を許可済み。外国資本の参入には厳しい制限があるものの、マスク氏は今回、スペースXのベトナム現地法人を完全子会社として運営することができる。
ロイターが確認した3月23日付首相決定によると、政府はスペースXに国内に少なくとも1つの地上局を設置するよう要請した。
関係者の話では、地上局は早ければ5月か6月にも中部ダナン市で稼働する可能性がある。ただ、トランプ米大統領が2日に発表する貿易相手国の関税率と同水準の関税を課す相互関税措置の対象にベトナムが含まれれば、地上局計画が進むかどうかは不透明だ。
スペースXとベトナム科学技術省はロイターのコメント要請に応じなかった。
ベトナム地上局計画が実現すればスターリンクの地上局ネットワークの中で最大規模の拠点の1つとなる。スターリンクは100の国と地域で運用されているが、地上局数は公表しておらず、全ての国に地上局があるわけでない。