2月全国百貨店売上高は前年比1.5%減、4カ月ぶりマイナス

3月25日、日本百貨店協会が発表した2月の全国百貨店売上高は、店舗数調整後で前年比1.5%減の4254億円と、4か月ぶりにマイナスとなった。写真は2017年7月、都内で撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 25日 ロイター] - 日本百貨店協会が25日発表した2月の全国百貨店売上高は、店舗数調整後で前年比1.5%減の4254億円と、4か月ぶりにマイナスとなった。
雪や寒波など天候要因による入店客数の減少が響いた。前年がうるう年だったことから、営業日数の減少も影響した。一方で、インバウンド向け売上高は14.5%増と、好調が続いた。
商品別にみると、衣料品と身のまわり品は、天候要因から季節商材の動きが鈍かった。食料品も、バレンタイン商戦は盛況だったものの、物価高などから振るわなかった。一方で、雑貨が2.3%増とプラスを確保。国内外ともに好調だった化粧品がけん引した。
調査対象の百貨店は70社・179店舗。東京地区は前年比2.3%減と、4カ月ぶりマイナスとなった。