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グリコ株主総会、米ダルトンによる提案を否決 自社株買い実施など

2025年03月25日(火)13時51分

 江崎グリコが25日に開催した定時株主総会で、米投資ファンドのダルトン・インベストメンツによる株主・投資家の視点からの資本コスト開示や、1年以内の総額270億円の自社株買いの実施などの議案が否決された。写真は同社ロゴ。2014年10月、埼玉県の北本市で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)

Ritsuko Shimizu Shinichi Uchida

[東京 25日 ロイター] - 江崎グリコが25日に開催した定時株主総会で、米投資ファンドのダルトン・インベストメンツによる株主・投資家の視点からの資本コスト開示や、1年以内の総額270億円の自社株買いの実施などの議案が否決された。

ダルトンは、資本コストや株価を意識した経営の実現のための定款変更や270億円の自社株買いの1年以内の実施、取締役の株式保有の拡大を求めていた。

これに対し、グリコは、いずれの提案も同社の経営方針に沿わないなどとして、反対を決議している。自社株買いについては、2024年度の純利益が81億円のなか、自社株買いの総額は約3.3倍と過大な水準と指摘していた。

ダルトンは昨年12月時点でグリコ株式の7.13%を保有している。

ロイター
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