中国ＢＹＤ、第4四半期は73％増益 販売増で過去最高益

　３月２４日、 中国の電気自動車（ＥＶ）メーカー、比亜迪（ＢＹＤ）が発表した２０２４年第４・四半期決算は、純利益が７３．１％増の１５０億元（２１億ドル）となり、過去最高益を記録した。写真は同社のロゴ。メキシコ市で３日撮影（２０２５年　ロイター/Quetzalli Nicte-Ha）

[北京 ２４日 ロイター] - 中国の電気自動車（ＥＶ）メーカー、比亜迪（ＢＹＤ）が２４日発表した２０２４年第４・四半期決算は、純利益が７３．１％増の１５０億元（２１億ドル）となり、過去最高益を記録した。

競合他社よりも低価格で販売台数が増えたことが奏功した。売上高は５２．７％増の２７４９億元だった。

２４年通年の売上高は２９％増。利益は３４％増加し、過去最高の４０３億元となった。

営業収益の７９．４％を占める自動車・関連製品は２４年の売上高総利益率が２２．３％と、前年から１．３％ポイント上昇した。

同社の香港上場株は年初来５１％上昇している。

ＢＹＤによる安価なモデル投入継続などを背景に、中国自動車市場では競争が一段と激化している。

また最近では、ガソリン車の給油とほぼ同じ速さでの充電を可能とする新たなＥＶ向けプラットフォーム「スーパーｅプラットフォーム」を発表している。