米国株式市場=小反落、売り買い交錯 経済・関税見通しに注目

米国株式市場は、小反落して取引を終えた。2021年1月撮影(2025年 ロイター/Mike Segar)
Chuck Mikolajczak
[ニューヨーク 20日 ロイター] - 米国株式市場は、小反落して取引を終えた。関税を巡る懸念が漂う中、最新の経済データや米連邦準備理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)声明を評価する動きから、プラス圏とマイナス圏を行き来する展開だった。
トランプ政権が相互関税を課す方針を示す中、景気や消費者心理の冷え込みを示唆する指標が相次ぎ、市場では売り圧力が強まっている。
それでも、過去4営業日のうち3営業日で株価は上昇しており、FRBが予想通り政策金利を据え置き、年内2回の利下げ見通しを維持した19日にはS&P総合500種は1%超値上がりした。
FRBはまた、経済成長の鈍化と一時的なインフレの加速を予測していると述べた。
ウェドブッシュ・セキュリティーズのスティーブン・マソッカ上級副社長は「非常に不安定だ。ニュースは非常に変わりやすい」とし、「底値を打ったような動きとなっているが、目先のニュースの流れを見ると、ここから急に抜け出せるという期待はあまり持てない」と語った。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 41953.32 -11.31 -0.03 41795.26 42250.29 41695.61
前営業日終値 41964.63
ナスダック総合 17691.63 -59.16 -0.33 17586.06 17903.20 17576.82
前営業日終値 17750.79
S&P総合500種 5662.89 -12.40 -0.22 5646.92 5711.15 5632.33
前営業日終値 5675.29
ダウ輸送株20種 14637.85 -54.07 -0.37
ダウ公共株15種 1018.01 +3.74 +0.37
フィラデルフィア半導体 4601.37 -33.16 -0.72
VIX指数 19.80 -0.10 -0.50
S&P一般消費財 1567.59 -3.01 -0.19
S&P素材 543.49 -3.39 -0.62
S&P工業 1122.86 -5.17 -0.46
S&P主要消費財 864.91 -4.53 -0.52
S&P金融 823.73 +1.58 +0.19
S&P不動産 262.13 -0.25 -0.10
S&Pエネルギー 707.11 +2.92 +0.41
S&Pヘルスケア 1709.16 +1.92 +0.11
S&P通信サービス 326.39 -1.05 -0.32
S&P情報技術 4150.54 -20.60 -0.49
S&P公益事業 400.06 +1.65 +0.41
NYSE出来高 12.43億株
シカゴ日経先物6月限 ドル建て 37530 + 30 大阪比
シカゴ日経先物6月限 円建て 37435 - 65 大阪比