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野村証と百十四銀が包括業務提携、預かり資産「早期に1兆円」目指す

2025年03月17日(月)18時07分

 3月17日、 野村証券と百十四銀行は金融商品の仲介業務に関して包括提携に向けた基本合意を締結したと発表した。2016年11月、都内で撮影(2025年 ロイター/Toru Hanai)

Miho Uranaka

[東京 17日 ロイター] - 野村証券と百十四銀行は17日、金融商品の仲介業務に関して包括提携に向けた基本合意を締結したと発表した。個人の資産形成のコンサルティング機能を強化し、預かり資産1兆円を目指す。

百十四銀の証券口座を野村に移管し、野村の高松支店の口座と統合する。両社の証券口座の合計の預かり資産残高は約6000億円。同行の森匡史頭取は野村証券の奥田健太郎社長とともに会見に臨み、早い段階で1兆円まで拡大していきたい意向を示した。

野村は、金融仲介業務について百十四銀に委託する。高松支店のほぼ全員の65人が出向し、専門性の高い知識やノウハウを提供する。サービスや商品ラインナップを拡充していく。

野村が地方銀行と組むのは、山陰合同銀行、阿波銀行、福井銀行、大分銀行、東邦銀行に続く6例目。奥田社長は、山陰合同銀行との取り組みについて2年前倒しで当初目標を達成したとし、ほか銀行との提携についても「成果はかなり出ている」とした。

ロイター
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