景気一致指数1月は前月比0.1%上昇、2カ月連続プラス=内閣府

3月10日、内閣府が公表した1月の景気動向指数速報(2020年=100)によると、足元の景気を示す一致指数は前月比0.1ポイント上昇の116.2で、2カ月連続のプラスとなった。先行指数も同0.1ポイント上昇の108.0で、2カ月連続プラスだった。基調判断は9カ月連続で「下げ止まりを示している」とした。写真は昨年8月に東京・銀座のショッピング街で撮影(2025年 ロイター/Willy Kurniawan)
Yoshifumi Takemoto
[東京 10日 ロイター] - 内閣府が10日公表した1月の景気動向指数速報(2020年=100)によると、足元の景気を示す一致指数は前月比0.1ポイント上昇の116.2で、2カ月連続のプラスとなった。先行指数も同0.1ポイント上昇の108.0で、2カ月連続プラスだった。基調判断は9カ月連続で「下げ止まりを示している」とした。
一致指数を押し上げたのは、耐久財消費財出荷や卸売・小売販売額、有効求人倍率など。自動車の生産・販売回復、原油輸入などが寄与した。半導体製造装置の減産により、投資財出荷指数や鉱工業生産は指数を下押しした。
先行指数を押し上げたのは鉱工業用生産財在庫率指数や中小企業売上見通し、新規求人数など。自動車の生産増や、電気・電子関連中小企業の見通し改善などが寄与した。