米ナスダック、24時間取引導入へ 米株需要高まり受け

3月7日、米大手証券取引所ナスダックのタル・コーエン社長は、交流サイト(SNS)で、24時間取引を導入する計画を進めていることを明らかにした。ニューヨークで2月13日撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)
Manya Saini
[7日 ロイター] - 米大手証券取引所ナスダックのタル・コーエン社長は7日、交流サイト(SNS)で、24時間取引を導入する計画を進めていることを明らかにした。世界的な米株式への需要高まりに対応する狙い。
米株の需要は、金融リテラシー向上やオンライン取引環境の整備を背景に近年急増している。
コーエン氏によると、同取引所は既に規制当局との協議を開始しており、平日24時間取引の導入を2026年後半にも見込んでいるという。
24時間取引の導入により、時差のある米国外の投資家からの直接投資を呼び込み、取引量増加や市場の流動性向上につながると期待されている。
コーエン氏は「世界的な米株需要の拡大により、わが市場は投資家の門戸を広げる重要な瞬間を迎えている」と指摘した。