午前の日経平均は小反発、「トランプ待ち」で一進一退

3月5日、午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比25円26銭高の3万7356円44銭と小幅に反発した。写真は都内にある東京証券取引所で昨年12月撮影(2025 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 5日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比25円26銭高の3万7356円44銭と小幅に反発した。トランプ米大統領の施政方針演説を控え、高関税政策への思惑が交錯し、前日終値を挟んだ一進一退が続いた。前日の米国市場では株安だったが、関税政策の妥協案が近く示されるとの思惑も浮上し、相場を支援した。
日経平均は14円高で寄り付いた。米高関税への過度な警戒感後退やドル/円の上昇を受けて自動車など輸送用機器がしっかりだったほか、決算発表後に弱かった米半導体大手エヌビディア株が前日は堅調だったことを受け、国内のAI(人工知能)関連銘柄の一角はしっかりだった。
前日の米株は高関税政策への警戒感から下落した。一方、日本時間の朝方にラトニック米商務長官がFOXビジネスに対し、トランプ大統領がカナダとメキシコへの関税を巡り妥協案をまとめる見通しと発言したことが伝わり、米株先物がプラスで推移し、投資家心理の支えになった。
日経平均は、前日終値を挟んだ一進一退が続いて方向感を欠いた。トランプ氏の施政方針演説を前場後半に控えていたことから「トランプ待ちの様相」(三木証券の北沢淳商品部投資情報グループ次長)となった。日銀の内田真一副総裁の発言が伝わったが、相場の反応は乏しかった。 前引け時点でトランプ氏の演説は継続しており「相場は高関税への懸念を織り込んできただけに、メキシコ、カナダへの関税緩和などのポジティブ材料があれば株価には戻り余地が生じそうだ」(三木証券の北沢氏)との見方があった。
TOPIXは0.01%安の2709.86ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は2兆3060億0600万円だった。東証33業種では、値上がりは非鉄金属や輸送用機器、繊維製品など15業種、値下がりは保険やサービス、空運など18業種だった。
AI関連ではアドバンテストやフジクラがしっかり。見通し上方修正が好感された内田洋行は大幅高だった。一方、新作ゲームの好調が伝わったカプコンは出尽くしで売りが優勢。セブン&アイHLDG、ファナックは軟調だった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが956銘柄(58%)、値下がりは605銘柄(36%)、変わらずは76銘柄(4%)だった。
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