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独製造業PMI、2月改定値は46.5 23年1月以来の高水準

2025年03月03日(月)19時09分

 S&Pグローバルがまとめた2月のドイツのHCOB製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は46.5と、前月の45.0から上昇し2023年1月以来の高水準となった。写真は、設備会社の組み立てラインの様子。2014年11月、ドイツの シルタッハで撮影(2025年 ロイター/Vincent Kessler)

[ベルリン 3日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた2月のドイツのHCOB製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は46.5と、前月の45.0から上昇し2023年1月以来の高水準となった。独製造業の回復の兆しが示された。

生産、新規受注、輸出売上高が小幅な減少にとどまった。新規受注の落ち込みは2022年4月以降で最も小さかった。一方で、雇用は大幅に減少し、人員削減幅ペースは3カ月ぶりの高水準となった。

ハンブルグ商業銀行(HCOB)のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は「最近、雇用削減が急速に進んでいる。しかし生産が安定しつつあることから、企業が徐々に方針を転換する可能性もある」との見方を示した。

2月はサプライチェーン全体の余剰生産能力を背景に、仕入れ価格と販売価格が共に低下した。

今後の生産に対する見通しは明るいが、地政学的緊張と関税に対する懸念から、景況感は3年ぶり高水準だった1月から小幅低下した。

ロイター
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