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米2月CB消費者信頼感98.3に急低下、関税懸念で物価見通し上昇

2025年02月26日(水)02時57分

コンファレンス・ボード(CB)が25日発表した2月の消費者信頼感指数は98.3と、前月から7ポイント低下した。2022年6月、米カリフォルニア州ロサンゼルスで撮影(2025年 ロイター/Lucy Nicholson)

[ワシントン 25日 ロイター] - コンファレンス・ボード(CB)が25日発表した2月の消費者信頼感指数は98.3と、前月から7ポイント低下した。低下幅は2021年8月以来、3年半ぶりの大きさ。予想の102.5も下回った。

消費者信頼感指数の低下は3カ月連続。トランプ政権が掲げる関税措置で物価が上昇するとの懸念から、向こう1年のインフレ期待は6%と、5.2%から急上昇した。

CBのグローバル指標担当上級エコノミスト、ステファニー・ギシャール氏は、調査への回答の中でインフレや物価全般に関する言及が依然として上位を占めていたとしながらも、関心の焦点は他にシフトしていると指摘。「貿易と関税に関する言及が急増し、2019年以来の水準に戻った。トランプ現政権とその政策に関するコメントが回答の大半を占めたことは注目に値する」と述べた。

ロイター
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