仏サービス部門PMI、2月は44.5 17か月ぶり低水準
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2月21日、 S&Pグローバルがまとめた2月のフランスのHCOBサービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値は44.5と予想を下回り、17カ月ぶりの低水準を記録した。パリ近郊で2023年6月撮影(2025年 ロイター/Stephanie Lecocq)
[パリ 21日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた2月のフランスのHCOBサービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値は44.5と予想を下回り、17カ月ぶりの低水準を記録した。新規事業と受注残が急減した。
好不況の分かれ目となる50を6カ月連続で下回った。
ロイターがまとめたアナリスト予想は48.9で、1月の改定値は48.2だった。
一方、製造業PMIは45.5と1月の45.0から上昇し、9カ月ぶりの高水準となった。市場予想と一致した。
サービス業と製造業を合わせた総合PMIは44.5となった。1月の47.6から低下し、予想の48.0を大きく下回った。前月比の低下幅は2023年9月以来の大きさだった。
ハンブルク商業銀行(HCOB)のエコノミスト、タリク・カマル・チョードリー氏は、「リセッション(景気後退)は終わりが見えない。2月の仏PMI速報値は何の救いにもならなかった。意外なことに、今回の低下をもたらしたのは製造業ではなくサービス業だった」と述べた。