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フィリピン中銀、銀行預金準備率引き下げ 3月下旬から
2025年02月21日(金)17時44分
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2月21日、フィリピン中央銀行は銀行預金準備率を3月下旬から2%ポイント下げると発表した。マニラの同中銀で2016年4月撮影(2025年 ロイター/Romeo Ranoco)
[マニラ 21日 ロイター] - フィリピン中央銀行は21日、銀行預金準備率を3月下旬から2%ポイント下げると発表した。
銀行業務と証券業務を扱うユニバーサルバンクと商業銀行の準備率を5%に下げる。デジタル銀行と貯蓄金融機関の預金準備率はそれぞれ1.5%ポイント、1%ポイント引き下げる。3月28日の週に実施する。
中銀は昨年9月に預金準備率を2.5%ポイント引き下げ7%としていた。レモロナ中銀総裁は、政策金利の据え置きを決定した13日の政策会合後の会見で、預金準備率を200ベーシスポイント(bp)引き下げ5.0%にする可能性があると述べていた。
中銀は「銀行が生産的な融資や投資に資金をより効果的に振り向けられるようにするという長期的目標を再確認する。預金準備率の引き下げは、金融仲介を妨げる摩擦を軽減する」と述べた。