中国向けiPhoneのAIでアップルと提携、アリババ会長発表
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2月13日、中国ハイテク大手アリババの蔡崇信会長は、中国市場で販売されるスマートフォン「iPhone」向け人工知能(AI)で米アップルと提携すると発表した。写真は、アップルストアの前に並ぶ人ら。2024年9月、北京で撮影(2025年 ロイター/Florence Lo)
Casey Hall
[上海 13日 ロイター] - 中国ハイテク大手アリババの蔡崇信会長は13日、中国市場で販売されるスマートフォン「iPhone」向け人工知能(AI)で米アップルと提携すると発表した。
ドバイで開催されている「世界政府サミット」で「彼らは中国の多くの企業と話をし、最終的にわれわれとのビジネスを選んだ。彼らはわれわれのAIを使ってスマホを動かすことを望んでいる。アップルのような素晴らしい企業とビジネスができることを非常に光栄に思っている」と語った。
アップルからは今のところコメントを得られていない。
iPhone販売が昨年10─12月期に落ち込んだアップルにとって、中国でのAI展開が重要になっている。
一方、アリババはAI銘柄として投資家の人気を集めており、株価は今年に入ってから40%以上上昇。同社は1月下旬、AIモデル「Qwen(通義千問)」の最新バージョン「2.5Max」を発表し、中国新興企業ディープシークが開発した「V3」モデルを性能で上回ったと述べた。