日鉄、これまでと異なる大胆な提案を検討=USスチール買収で官房長官
![](https://f.img-newsweekjapan.jp/headlines/images/biz/2025/02/10/2025-02-10T024529Z_1_LYNXMPEL1902W_RTROPTP_3_JAPAN-POLITICS.jpg)
2月10日、林芳正官房長官(写真)は午前の会見で、日本製鉄によるUSスチール買収に関するトランプ米大統領の発言に関して、「日本製鉄はこれまでと異なる大胆な提案を検討している」と述べた。写真は都内で2023年12月撮影(2025 ロイター/Issei Kato)
Ami Miyazaki
[東京 10日 ロイター] - 林芳正官房長官は10日午前の会見で、日本製鉄によるUSスチール買収に関するトランプ米大統領の発言に関して、「日本製鉄はこれまでと異なる大胆な提案を検討している」と述べた。
トランプ米大統領は9日、買収計画を巡り「誰もUSスチールの過半数の株を持つことはできない」などと発言した。
この発言に関して林官房長官は「日本製鉄は、本件を単なる買収とみているのではなく、大胆な投資を行うことで米国や世界が求める優れた製品の生産を行い、日米がウィンウィンになれるような、これまでとは全く異なる大胆な提案を検討していると承知している」と語った。
トランプ大統領が、米国に輸入される鉄鋼とアルミニウムへの25%の関税を発表すると語ったことについては「今後明らかになる措置の具体的な内容、わが国への影響を十分精査したうえで、適切に対応していく」との考えを示した。