ニュース速報
ビジネス

米対外援助の凍結、適用外を特定 「米国第一」が基準=国務長官

2025年02月06日(木)10時15分

ルビオ米国務長官は2月5日、対外国援助を管轄する米国際開発庁(USAID)の海外拠点に働きかけ、業務停止命令の適用外となるプログラムを特定しようとしていると述べた。同日、グアテマラシティで代表撮影(2025年 ロイター)

Simon Lewis Humeyra Pamuk

[グアテマラ市/ワシントン 5日 ロイター] - ルビオ米国務長官は5日、対外国援助を管轄する米国際開発庁(USAID)の海外拠点に働きかけ、業務停止命令の適用外となるプログラムを特定しようとしていると述べた。

トランプ米大統領は先月、対外国援助の資金拠出を原則凍結するよう指示した。米国第一の指針に基づく外交政策と一致するか確認するとしている。

これを受け、USAIDの援助活動は各国で大半が停止され、数百人の請負業者が解雇された。ただ、政府の発表では「特別指定プログラム」などいくつかの例外が挙げられている。

ルビオ氏は訪問先のグアテマラ市で開いた会見で「どのプログラムを具体的に指定し、適用外とすべきかを決めるための作業をしなければならない」と説明した。

適用外となるかどうかの基準はプログラムが米国の国益を促進し、国益と一致しているかどうかだとし、「一致しないものは継続しない」と語った。

また、USAIDの職員が各プログラムの情報提供に協力していないと批判した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

物価目標は25年度後半に実現、少なくとも1%程度ま

ワールド

原油先物は小反発、サウジがアジア向け販売価格引き上

ビジネス

午前の日経平均は小幅続伸、円高で上値重い 好決算銘

ビジネス

日産社長、ホンダ社長に統合協議白紙にしたい意向伝達
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:中国経済ピークアウト
特集:中国経済ピークアウト
2025年2月11日号(2/ 4発売)

AIやEVは輝き、バブル崩壊と需要減が影を落とす。中国「14億経済」の現在地と未来図を読む

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 2
    「体が1日中だるい...」原因は食事にあり? エネルギー不足を補う「ある食品」で賢い選択を
  • 3
    教職不人気で加速する「教員の学力低下」の深刻度
  • 4
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 5
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 6
    「僕は飛行機を遅らせた...」離陸直前に翼の部品が外…
  • 7
    マイクロプラスチックが「脳の血流」を長期間にわた…
  • 8
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 9
    戦場に響き渡る叫び声...「尋問映像」で話題の北朝鮮…
  • 10
    スーパーモデルのジゼル・ブンチェン「マタニティヌ…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」を予防するだけじゃない!?「リンゴ酢」のすごい健康効果
  • 4
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 5
    今も続いている中国「一帯一路2.0」に、途上国が失望…
  • 6
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
  • 7
    「体が1日中だるい...」原因は食事にあり? エネルギ…
  • 8
    「靴下を履いて寝る」が実は正しい? 健康で快適な睡…
  • 9
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 10
    足の爪に発見した「異変」、実は「癌」だった...怪我…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 5
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 8
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 9
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 10
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中