ニュース速報
ビジネス

独製造業PMI、1月改定値は45.0に上昇 生産減が鈍化

2025年02月03日(月)19時08分

 S&Pグローバルがまとめた1月のドイツのHCOB製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は45.0と、前月の42.5から上昇し、昨年5月以来の高水準となった。写真は、フォルクスワーゲン工場の生産ライン。2024年9月、ドイツのエムデンで撮影(ロイター/Fabian Bimmer)

[ベルリン 3日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた1月のドイツのHCOB製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は45.0と、前月の42.5から上昇し、昨年5月以来の高水準となった。生産高と新規受注高がここ数カ月で最も緩やかな減少にとどまったことが寄与した。

速報値の44.1をほぼ1ポイント上回ったが、景気の拡大・縮小を判断する節目の50は依然として下回っている。

生産は過去8カ月で最も遅いペースで減少し、新規受注は昨年5月以来最も小幅な減少となった。輸出売上高もまた、海外市場における困難を反映して減少したが、そのペースは緩やかだった。

ドイツの製造業は人員削減を続けており、現在の人員削減期間は19カ月に及んでいる。しかし、人員削減のペースは8月以来最も遅かった。景況感は大幅に改善し、2022年2月以来の高水準となった。

ハンブルグ商業銀行(HCOB)のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は「真に明るい兆し」としつつも、持続可能な回復が進行中であることを示すには不十分と指摘。「米国の関税への懸念、選挙、債務超過の増加は、製造業の不況を終わらせる要因とは言えない」と語った。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

モスクワで爆発、ドネツクの親ロ派武装組織幹部死亡 

ビジネス

「裏切り」「侮辱」、米関税にカナダ国民反発 旅行中

ビジネス

香港GDP、第4四半期前年比+2.4% 外需が寄与

ビジネス

ユーロ圏1月CPI速報、前年比+2.5%に加速 サ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ革命
特集:トランプ革命
2025年2月 4日号(1/28発売)

大統領令で前政権の政策を次々覆すトランプの「常識の革命」で世界はこう変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」を予防するだけじゃない!?「リンゴ酢」のすごい健康効果
  • 2
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    足の爪に発見した「異変」、実は「癌」だった...怪我…
  • 5
    メーガン妃からキャサリン妃への「同情発言」が話題…
  • 6
    今も続いている中国「一帯一路2.0」に、途上国が失望…
  • 7
    「靴下を履いて寝る」が実は正しい? 健康で快適な睡…
  • 8
    マイクロプラスチックが「脳の血流」を長期間にわた…
  • 9
    トランプ「関税戦争」を受け、大量の「金塊」がロン…
  • 10
    「やっぱりかわいい」10年ぶり復帰のキャメロン・デ…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」を予防するだけじゃない!?「リンゴ酢」のすごい健康効果
  • 4
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
  • 5
    緑茶が「脳の健康」を守る可能性【最新研究】
  • 6
    今も続いている中国「一帯一路2.0」に、途上国が失望…
  • 7
    DeepSeekショックでNVIDIA転落...GPU市場の行方は? …
  • 8
    血まみれで倒れ伏す北朝鮮兵...「9時間に及ぶ激闘」…
  • 9
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
  • 10
    「靴下を履いて寝る」が実は正しい? 健康で快適な睡…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 5
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 8
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 9
    中国でインフルエンザ様の未知のウイルス「HMPV」流…
  • 10
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中