インド、高水準の債務が格上げの障害=フィッチ
2月3日、格付け会社フィッチ・レーティングスのアジア・ソブリン格付け担当ディレクター、ジェレミー・ズーク氏は、インド政府は財政再建に取り組んでいるが、高水準の公的債務と利払いへの懸念からソブリン格付けの引き上げは困難との認識を示した。写真は、ムンバイの金融街の夜景。2017年11月、ムンバイで撮影(2025年 ロイター/Danish Siddiqui)
[ムンバイ 3日 ロイター] - 格付け会社フィッチ・レーティングスのアジア・ソブリン格付け担当ディレクター、ジェレミー・ズーク氏は3日、インド政府は財政再建に取り組んでいるが、高水準の公的債務と利払いへの懸念からソブリン格付けの引き上げは困難との認識を示した。
ズーク氏はインタビューで「インドの一般政府ベースの債務は対国内総生産(GDP)比80%強で、同等格付けの国の50%台後半を大きく上回っている」とし「これらは財政のより構造的要因で、格上げの制約要因になっている」と述べた。
フィッチは昨年8月、中期的に強い成長見通しを理由に、インドの長期外貨建て発行体格付を「BBB-」(見通しは安定的)に据え置いた。
インド政府は2031年3月までに債務残高比率を50%程度まで下げることを目標としている。
ズーク氏は、目標はおおむね達成可能だが、障害になり得る問題はなお多いと指摘。
「活発な経済活動が持続しなければ、財政をさらに圧迫する可能性がある。名目(GDP)成長率が1桁台に落ち込んだ場合、目標達成が困難になる可能性がある」と述べた。
25年度(25年4月―26年3月)の財政赤字目標の4.4%を達成するためには支出を若干削減する余地があると述べた。
歳入のうち、どの程度が債務の利払いに充てられるかを示す利払費対歳入比率が現在25%であることも、格上げの「大きな制約」になっていると指摘した。
「BBB等級でこの比率の中央値は約8%で、インドはかなり高い」という。
インドが長期的に力強い成長を維持するためには、設備投資などを通じた投資と民間部門の投資促進に引き続き注力することが極めて重要だと述べた。
フィッチは、インドの成長率を24/25年度が6.4%、25/26年度は6.5%と予想している。
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