米GM、第4四半期決算と通期見通しが予想上回る 関税懸念で株価下落
米ゼネラル・モーターズ(GM)が28日発表した2024年第4・四半期決算と2025年通期の利益見通しは、ともに市場予想を上回った。デトロイトの本社で2021年撮影。(2025 ロイター/Rebecca Cook/File Photo)
Kalea Hall
[デトロイト 28日 ロイター] - 米ゼネラル・モーターズ(GM)が28日発表した2024年第4・四半期決算と2025年通期の利益見通しは、ともに市場予想を上回った。ただ、関税やEV規制などの不確定要素があり、2025年の業績目標達成は難しいとの見方から株価は大幅下落した。
株価は約8.9%安の50.04ドルで引けた。
高価格帯のガソリンエンジンのトラックとスポーツ多目的車(SUV)の販売が引き続き好調という。年間の平均販売価格は5万ドル。
同社はバッテリー駆動車の損失が縮小すると予想。中国事業の再編に伴う業績改善も見込んでいる。自動運転車部門クルーズでロボタクシーの開発を中止することがコスト削減につながるとしている。
同社は25年通期の純利益を112億─125億ドルと予測。LSEGがまとめた市場予想の108億ドルを上回った。
この通期予測ではトランプ大統領が検討している関税、電気自動車(EV)優遇政策縮小、税制変更は考慮に入れていない。
多くのアナリストはこの見通しを楽観的と指摘。エドワード・ジョーンズのファイナンシャル・アナリスト、ジェフ・ウィンダウ氏は「関税やEVに関する規制、税制優遇措置など、不確定要素が多い。現時点ではそれがガイダンスには織り込まれていない」と述べた。
メアリー・バーラ最高経営責任者(CEO)は電話会議で、トランプ大統領は「GMのような国内メーカーに害を与えないような方法で政策や規制を行使したい」と考えているとの見方を示した。トランプ大統領は、関税を利用して企業に米国への事業移転を促したいと述べているが、そのような動きには何年もかかる可能性がある。
一方でGMは関税導入に備えている。ポール・ジェイコブソン最高財務責任者(CFO)は27日、メキシコとカナダにある在庫を既に米国に運び始めていると述べた。「関税が課される前に納品できれば、在庫を抱えるよりずっといい」と語った。
北米でEV20万台を生産・卸売販売する年間目標は達成できず、卸売販売は18万9000台にとどまった。EVの在庫は第3・四半期末の100日分から70日分に減少した。25年の目標は30万台。
ジェイコブソンCFOは「EVの需要は増やせると考えている。25年にEVの普及がどのように進むかを引き続き見守っていきたい」と述べた。
24年第4・四半期の売上高は477億ドルで、市場予想の439億ドルを上回った。調整後1株当たり利益は1.92ドルで、市場予想の1.89ドルを上回った。
第4・四半期の税引き前損益は25億ドルの黒字だったが、純損益は30億ドルの赤字だった。中国事業の再編費用40億ドルを計上したことが響いた。中国事業は通期で44億ドルの赤字だった。
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