ニュース速報
ビジネス

米1月総合PMI、9カ月ぶり低水準 サービス部門の雇用は増加

2025年01月25日(土)01時52分

米S&Pグローバルが24日発表した1月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は、52.4と、前月の55.4から低下し、昨年4月以来、9カ月ぶりの低水準となった。写真は2014年10月、米ニューヨークのウォール街で撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)

Lucia Mutikani

[ワシントン 24日 ロイター] - 米S&Pグローバルが24日発表した1月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は、52.4と、前月の55.4から低下し、昨年4月以来、9カ月ぶりの低水準となった。

1月はサービス部門がPMIの低下を招いた一方で、製造業はトランプ米大統領政権下での「規制緩和、減税、保護主義の高まり」への観測から、7カ月ぶりに拡大した。

製造業PMIは50.1と前月の49.4から上昇し、6月以来の高水準。ロイターがまとめたエコノミスト予想は49.7だった。

サービス業PMIは前月の56.8から52.8に低下した。

民間企業の新規受注指数は54.3と、前月の55.2から低下した。投入価格は、サプライヤーによる価格引き上げや、人手不足による賃金上昇などを背景に、前月の56.0から58.5に上昇した。

販売価格も53.8と、前月の52.1から上昇した。

一方、総合雇用指数は53.7と、前月の51.4から上昇し、2年半ぶりの高水準となった。サービス部門の雇用が主に増加した。

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのチーフ・ビジネス・エコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「1月は生産の伸びが若干鈍化したが、企業信頼感は持続していることから、この減速は一時的なものとなる公算が大きい」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

アングル:戦争終結ならウクライナ人労働者大量帰国も

ビジネス

米国株式市場=反落、来週のFOMCや主要指標に警戒

ワールド

米中外相が電話会談、両国関係や台湾巡り協議 新政権

ビジネス

NY外為市場=ドル、週間で1年超ぶり大幅安、トラン
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの頭の中
特集:トランプの頭の中
2025年1月28日号(1/21発売)

いよいよ始まる第2次トランプ政権。再任大統領の行動原理と世界観を知る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日鉄「逆転勝利」のチャンスはここにあり――アメリカ人の過半数はUSスチール問題を「全く知らない」
  • 2
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のアドバイス【最新研究・続報】
  • 3
    煩雑で高額で遅延だらけのイギリス列車に見切り...鉄道網が次々と「再国有化」されている
  • 4
    いま金の価格が上がり続ける不思議
  • 5
    電気ショックの餌食に...作戦拒否のロシア兵をテーザ…
  • 6
    早くも困難に直面...トランプ新大統領が就任初日に果…
  • 7
    戦場に「杖をつく兵士」を送り込むロシア軍...負傷兵…
  • 8
    「ホームレスになることが夢だった」日本人男性が、…
  • 9
    軍艦島の「炭鉱夫は家賃ゼロで給与は約4倍」 それでも…
  • 10
    「後継者誕生?」バロン・トランプ氏、父の就任式で…
  • 1
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のアドバイス【最新研究・続報】
  • 2
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性客が「気味が悪い」...男性の反撃に「完璧な対処」の声
  • 3
    戦場に「杖をつく兵士」を送り込むロシア軍...負傷兵を「いとも簡単に」爆撃する残虐映像をウクライナが公開
  • 4
    日鉄「逆転勝利」のチャンスはここにあり――アメリカ…
  • 5
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼い…
  • 6
    被害の全容が見通せない、LAの山火事...見渡す限りの…
  • 7
    煩雑で高額で遅延だらけのイギリス列車に見切り...鉄…
  • 8
    いま金の価格が上がり続ける不思議
  • 9
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 10
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のアドバイス【最新研究・続報】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 5
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 6
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 7
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 8
    中国でインフルエンザ様の未知のウイルス「HMPV」流…
  • 9
    地下鉄で火をつけられた女性を、焼け死ぬまで「誰も…
  • 10
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中