米国株式市場=反落、来週のFOMCや主要指標に警戒感
米国株式市場は反落。2021年1月撮影(2025年 ロイター/Mike Segar)
Sinéad Carew Johann M Cherian
[24日 ロイター] - 米国株式市場は反落。来週発表される主要指標や米連邦公開市場委員会(FOMC)への警戒感が強まった。
24日発表された米指標は強弱まちまちとなった。昨年12月の米中古住宅販売戸数は10カ月ぶりの水準に増加。一方、1月の米総合購買担当者景気指数(PMI)は9カ月ぶりの低水準に沈んだほか、1月のミシガン大消費者信頼感指数(確報値)は6カ月ぶりに低下した。
CMEのフェドウォッチによると、市場は米連邦準備理事会(FRB)が28─29日のFOMCで金利を据え置き、6月に利下げを実施すると予想する。
トランプ米政権が打ち出す政策に関する最新情報も注目される。ただ、世界が身構える関税について、トランプ大統領は具体的な詳細を示していない。
S&Pの主要11セクター中6セクターが上昇した。通信サービスと公益はともに約1%高。
ハイテク関連銘柄は売られ、半導体大手エヌビディアは3.1%安、マイクロソフトは0.6%安、電気自動車(EV)大手テスラは1.4%安。
テキサス・インスツルメンツ(TI)も7.2%安。第1・四半期利益が市場予想を下回る見通しが嫌気された。
航空機大手ボーイングは1.4%安。28日に発表する2024年第4・四半期決算が大幅赤字になると警告を発した。
週足では、主要株価3指数は2週連続で上昇した。S&P総合500種は1.74%高、ナスダック総合は1.65%高、ダウ工業株30種は2.15%高。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.45対1の比率で上回った。ナスダックでも1.05対1で値上がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は140億2000万株。直近20営業日の平均は149億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 44424.25 -140.82 -0.32 44533.75 44545.52 44332.2
2
前営業日終値 44565.07
ナスダック総合 19954.30 -99.38 -0.50 20087.11 20118.61 19897.1
3
前営業日終値 20053.68
S&P総合500種 6101.24 -17.47 -0.29 6121.43 6128.18 6088.74
前営業日終値 6118.71
ダウ輸送株20種 16605.95 -34.10 -0.20
ダウ公共株15種 1012.94 +5.61 +0.56
フィラデルフィア半導体 5341.94 -102.75 -1.89
VIX指数 14.85 -0.17 -1.13
S&P一般消費財 1895.77 -10.34 -0.54
S&P素材 560.25 -1.31 -0.23
S&P工業 1194.15 -5.07 -0.42
S&P主要消費財 853.33 +3.04 +0.36
S&P金融 845.58 +1.84 +0.22
S&P不動産 261.21 +0.81 +0.31
S&Pエネルギー 694.23 -6.84 -0.98
S&Pヘルスケア 1681.50 +2.26 +0.13
S&P通信サービス 362.66 +3.90 +1.09
S&P情報技術 4687.66 -51.50 -1.09
S&P公益事業 404.23 +4.26 +1.07
NYSE出来高 9.89億株