ニュース速報
ワールド

北朝鮮、25日に戦略巡航ミサイルの発射実験 対米強硬姿勢も表明

2025年01月26日(日)11時39分

 北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は26日、同国が25日に戦略巡航ミサイルの発射実験を行ったと報じた。写真は視察する金正恩朝鮮労働党総書記ら。撮影地は不明。KCNA提供(2025年 ロイター)

Hyunsu Yim

[ソウル 26日 ロイター] - 北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は26日、同国が25日に戦略巡航ミサイルの発射実験を行ったと報じた。「重要な兵器システム」の実験と表現しており、金正恩朝鮮労働党総書記が視察したという。

KCNAによれば、水中から発射可能な複数のミサイルは7507─7511秒にわたって1500キロ飛行し、それぞれの標的に命中した。

26日の別のKCNA報道によると、北朝鮮外務省は、米国が北朝鮮の主権を拒否する限り、米国に最も強硬に対応すると表明。米韓の軍事同盟と合同訓練が地域における緊張高まりの原因だと指摘した。

報道によると、金正恩氏は北朝鮮の戦争抑止手段が「より徹底して完成」されつつあると発言。引き続き軍事力を強化すると述べた。

KCNAは今回の発射実験について、国防強化計画の一環だと伝えている。

一方、韓国軍合同参謀本部は、北朝鮮が25日午後4時(日本時間同)ごろ、内陸から西岸沖に向けて複数の巡航ミサイルを発射したと発表した。

トランプ米大統領は23日に放送されたインタビューで、金正恩氏と改めて関係を築く意向を示した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

第一三共、発行済み株式の4.29%・2000億円上

ビジネス

午前のドルは143円台へ反発、日米財務相会談終え円

ビジネス

中国、世界経済の成長は不十分と指摘 G20会合で

ビジネス

日本ゼオン、発行済み株式の5.07%・100億円上
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
2025年4月29日号(4/22発売)

タイ・ミャンマーでの大摘発を経て焦点はカンボジアへ。政府と癒着した犯罪の巣窟に日本人の影

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    健康寿命は延ばせる...認知症「14のリスク要因」とは?【最新研究】
  • 2
    トランプ政権の悪評が直撃、各国がアメリカへの渡航勧告を強化
  • 3
    【クイズ】「地球の肺」と呼ばれる場所はどこ?
  • 4
    日本の10代女子の多くが「子どもは欲しくない」と考…
  • 5
    トランプ政権はナチスと類似?――「独裁者はまず大学…
  • 6
    アメリカ鉄鋼産業の復活へ...鍵はトランプ関税ではな…
  • 7
    【クイズ】世界で最もヒットした「日本のアニメ映画…
  • 8
    教皇死去を喜ぶトランプ派議員「神の手が悪を打ち負…
  • 9
    関税ショックのベトナムすらアメリカ寄りに...南シナ…
  • 10
    欧州をなじった口でインドを絶賛...バンスの頭には中…
  • 1
    「生はちみつ」と「純粋はちみつ」は何が違うのか?...「偽スーパーフード」に専門家が警鐘
  • 2
    しゃがんだ瞬間...「えっ全部見えてる?」ジムで遭遇した「透けレギンス」投稿にネット騒然
  • 3
    「スケールが違う」天の川にそっくりな銀河、宇宙初期に発見される
  • 4
    【クイズ】「地球の肺」と呼ばれる場所はどこ?
  • 5
    女性職員を毎日「ランチに誘う」...90歳の男性ボラン…
  • 6
    教皇死去を喜ぶトランプ派議員「神の手が悪を打ち負…
  • 7
    『職場の「困った人」をうまく動かす心理術』は必ず…
  • 8
    【クイズ】売上高が世界1位の「半導体ベンダー」はど…
  • 9
    自宅の天井から「謎の物体」が...「これは何?」と投…
  • 10
    「100歳まで食・酒を楽しもう」肝機能が復活! 脂肪…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 3
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 4
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 5
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 8
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 10
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中