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企業の資金需要、20年10月以来の高水準 大企業改善で小幅上昇=日銀

2025年01月23日(木)09時43分

 日銀が23日に発表した「主要銀行貸出動向アンケート調査」(四半期ごと公表)の1月調査は、企業向けの資金需要が「増加」したとの回答から「減少」を指し引いた指数(DI)がプラス10となり、昨年10月の前回調査のプラス9から小幅に上昇した。写真は都内の日銀本店。2023年9月撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)

Takahiko Wada

[東京 23日 ロイター] - 日銀が23日に発表した「主要銀行貸出動向アンケート調査」(四半期ごと公表)の1月調査は、企業向けの資金需要が「増加」したとの回答から「減少」を指し引いた指数(DI)がプラス10となり、昨年10月の前回調査のプラス9から小幅に上昇した。2020年10月調査以来の高水準となった。大企業で資金需要が改善した。

企業の規模別では、大企業向けがプラス10で、前回のプラス6から上昇した。中堅企業向けはプラス3からマイナス1に低下、中小企業向けはプラス5で変わらなかった。

個人向けの資金需要DIはマイナス1で、前回のプラス1から低下。住宅ローンの資金需要はマイナス2で前回のゼロから低下した半面、消費者ローンはゼロで前回のマイナス2から改善した。

今後3カ月間の資金需要DIは、企業向けがプラス3で前回と変わらず。個人向けはゼロで前回のマイナス1を小幅に上回った。

調査の回答期間は2024年12月10日から25年1月14日まで、50の銀行、信用金庫が対象。

ロイター
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