最新記事
アメリカ政治

【随時更新】トランプ2.0(1月22日の動き)

2025年1月23日(木)12時08分
トランプ

<2024年アメリカ合衆国大統領選挙で共和党のドナルド・トランプが当選、4年ぶりの返り咲きを決めた。新政権の顔ぶれや政策、関係各国の対応など、第2次トランプ政権をめぐる動きを随時更新する>

早くも「離婚」?、マスクがトランプの巨額AIプロジェクトをXで批判

ドナルド・トランプ大統領は現地時間21日、AIインフラに5000億ドル(約78兆円)を投資する新組織、スターゲートを発表した。

だが発表から数時間も経たないうちに、スペースX社のイーロン・マスクCEOはトランプ大統領が大々的に宣伝したばかりのプロジェクトを公にこきおろした。

マスクは、トランプの大統領当選に大きな貢献を果たして取り入り、トランプの別荘で事実上の執務室であるフロリダ州のマール・アラーゴに住んでいると言われるほどの蜜月ぶりだった。

仲違いの兆しとしてはあまりに早い(トランプの大統領就任の翌日)。スターケート計画自体を頓挫させる可能性もある。

テック業界のトップ企業のコンソーシアムであるスターゲート計画では、ソフトバンクが資金を負担し、オープンAIのサム・アルトマンが率いるOpenAIが事業の実行を指揮することになっているが、マスクはソフトバンクが1000億ドルの投資を約束していることに対し、「彼らには100億ドル弱しかない。確かな筋から聞いた話だ」

英語版の元記事を読む
詳細記事【トランプ2.0】オープンAIやソフトバンクの巨額投資で「AI独占」を目指す新事業「スターゲート」始動を読む


トランプに「後継者誕生?」── 末っ子のバロン、父の就任式で注目の的に...MAGA支持者熱狂


父ドナルド・トランプ氏の2度目の就任式で、バロン・トランプ氏が示した存在感にMAGA支持者たちが熱狂。18歳の若き末息子の将来に期待が高まっている。

<関連動画>

記事本文を読む
他のバロン動画を見る


<合わせて読みたい>

ビリオネアからトリリオネアへ 「数人の金持ちによる少数の金持ちのための政治」の時代やってきた。初代王がドナルド・トランプ

就任式が行われる連邦議会議事堂に到着し、早速スマホチェックを始める世界有数の富豪たち

就任式が行われる連邦議会議事堂に到着し、早速スマホチェックを始める世界有数の富豪たち Shawn Thew/Pool via REUTERS

イギリスを拠点とする国際慈善団体オックスファムは1月20日に公開した年次報告書で、2024年に世界のビリオネア(資産10億ドル超を保有する最富裕層)の資産総額が前年から2兆ドル増えて、15兆ドルに達したことを明らかにした。

彼らの資産が今後も急速なペースで増え続ければ、今後10年以内に資産1兆ドル長者が5人誕生する可能性があるという(昨年の予測では1人だけだった)。

続きを読む


【随時更新】トランプ政権2.0の過去記事
【随時更新】トランプ政権2.0

20250401issue_cover150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年4月1日号(3月25日発売)は「まだ世界が知らない 小さなSDGs」特集。トランプの「逆風」をはね返す企業の努力が地球を救う

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


SDGs
使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが「竹建築」の可能性に挑む理由
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

焦点:大混乱に陥る米国の漁業、トランプ政権が割当量

ワールド

トランプ氏、相互関税巡り交渉用意 医薬品への関税も

ワールド

米加首脳が電話会談、トランプ氏「生産的」 カーニー

ワールド

鉱物協定巡る米の要求に変化、判断は時期尚早=ゼレン
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:まだ世界が知らない 小さなSDGs
特集:まだ世界が知らない 小さなSDGs
2025年4月 1日号(3/25発売)

トランプの「逆風」をはね返す企業の努力が地球を救う

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 2
    現地人は下層労働者、給料も7分の1以下...友好国ニジェールからも追放される中国人
  • 3
    一体なぜ、子供の遺骨に「肉を削がれた痕」が?...中国・河南省で見つかった「異常な」埋葬文化
  • 4
    なぜ「猛毒の魚」を大量に...アメリカ先住民がトゲの…
  • 5
    なぜANAは、手荷物カウンターの待ち時間を最大50分か…
  • 6
    突然の痛風、原因は「贅沢」とは無縁の生活だった...…
  • 7
    不屈のウクライナ、失ったクルスクの代わりにベルゴ…
  • 8
    アルコール依存症を克服して「人生がカラフルなこと…
  • 9
    最悪失明...目の健康を脅かす「2型糖尿病」が若い世…
  • 10
    「この巨大な線は何の影?」飛行機の窓から撮影され…
  • 1
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山ダムから有毒の水が流出...惨状伝える映像
  • 2
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き詰った「時代遅れ企業」の行く末は?【アニメで解説】
  • 3
    「低炭水化物ダイエット」で豆類はNG...体重が増えない「よい炭水化物」とは?
  • 4
    「テスラ離れ」止まらず...「放火」続発のなか、手放…
  • 5
    【独占】テスラ株急落で大口投資家が本誌に激白「取…
  • 6
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 7
    800年前のペルーのミイラに刻まれた精緻すぎるタトゥ…
  • 8
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大…
  • 9
    大谷登場でざわつく報道陣...山本由伸の会見で大谷翔…
  • 10
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 3
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 4
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛…
  • 5
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 6
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 7
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 8
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 9
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 10
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中