独アディダス、2024年は黒字転換 第4四半期好調で
1月21日、ドイツのスポーツ用品大手アディダスが発表した第4・四半期決算速報値は予想を上回り、通年で黒字転換を果たした。独ベルリンで2024年5月撮影(2025年 ロイター/Lisi Niesner)
[ロンドン 21日 ロイター] - ドイツのスポーツ用品大手アディダスが21日発表した第4・四半期決算速報値は予想を上回り、通年で黒字転換を果たした。年末商戦での好調な売上高と収益性が寄与した。
第4・四半期の為替変動の影響を除いた売上高は前年同期の48億1200万ユーロから19%増の59億5600万ユーロ(62億ドル)となった。売上総利益率は5.2ポイント上昇の49.8%だった。
通年では、売上高は前年比12%増の236億8300万ユーロ(247億ドル)。売上総利益率は3.3ポイント上昇の50.8%となった。
通期営業利益は前年の2億6800万ユーロから13億3700万ユーロに増加した。
アディダスはこの1年、「サンバ」や「ガゼル」などのスニーカーの人気を追い風にブランドの再構築と売上拡大に力を注いだ。
2023年は不祥事を起こした米ラップ歌手カニエ・ウエストさんとの協業ブランド「Yeezy(イージー)」を打ち切ったことが打撃となり、30年超ぶりに赤字を計上した。