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バイデン氏が大統領令、AIデータセンターの電力需要に対応へ

2025年01月15日(水)00時31分

 バイデン米大統領は14日、急成長する先進人工知能(AI)データセンターが必要とする膨大なエネルギー調達を連邦政府が支援する大統領令を出す。ホワイトハウスが明らかにした。2023年3月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

David Shepardson

[ワシントン 14日 ロイター] - バイデン米大統領は14日、急成長する先進人工知能(AI)データセンターが必要とする膨大なエネルギー調達を連邦政府が支援する大統領令に署名した。ホワイトハウスが明らかにした。

国防総省とエネルギー省が所有する連邦政府所有地をリースし、ギガワット規模のAIデータセンターと新たなクリーン電力施設を建設することを指示する内容。

バイデン氏は、この大統領令が「経済競争力、国家安全保障、AIの安全性、クリーンエネルギーを強化することで、米国における次世代AIインフラの構築を加速させることになる」と述べた。

AIデータセンター向けに連邦政府所有地を利用する企業には米国製半導体を「適切な比率」で購入することを求める。必要な購入規模はプロジェクトごとに設定される。

ホワイトハウスのテクノロジー顧問、タルン・チャブラ氏は記者団に「AI産業が米国内で強力なAIモデルを訓練し使用するためのインフラを構築できるようにすることが重要だ」と述べた。

米商務省は13日、人工知能(AI)向け先端半導体と技術輸出を一段と制限する規制案を公表した。

チャブラ氏は、国家安全保障の観点では米国でAIのオペレーションを支援するデータセンターと電力インフラを構築し、最も強力なAIモデルが安全に訓練される環境を整える必要があると指摘した。

ロイター
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