ニュース速報
ビジネス

米国株式市場=下落、インフレ懸念で利下げ鈍化観測

2025年01月08日(水)06時51分

米国株式市場は下落して取引を終えた。2021年1月撮影(2025年 ロイター/Mike Segar)

[ニューヨーク 7日 ロイター] - 米国株式市場は下落して取引を終えた。堅調な経済指標を受け、インフレ再燃によって米連邦準備理事会(FRB)の緩和ペースが鈍るとの懸念が広がった。

序盤は上昇したものの、米労働省が発表した11月の雇用動態調査(JOLTS)で求人件数が予想外に増加したほか、米供給管理協会(ISM)が発表した12月の非製造業総合指数が上昇し、投入価格指数が約2年ぶり高水準となったことを受け、株価は下げに転じた。

チャールズ・シュワブのトレーディング責任者兼デリバティブストラテジスト、ジョー・マッツォラ氏は「市場はインフレとの戦いが大詰めに入ったと思っていたが、より長期にわたり高止まりすると認識し始めている」と述べた。

統計を受けて米10年債利回りは一時8カ月ぶりの水準に上昇。利回り上昇がハイテク株を圧迫し、半導体大手エヌビディアは大幅安となった。

S&P総合500種の主要11セクターは大半が下落した。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 42528.36 -178.20 -0.42 42809.71 42931.54 42380.75

前営業日終値 42706.56

ナスダック総合 19489.68 -375.30 -1.89 19938.08 19940.21 19421.02

前営業日終値 19864.98

S&P総合500種 5909.03 -66.35 -1.11 5993.26 6000.68 5890.68

前営業日終値 5975.38

ダウ輸送株20種 16073.53 +38.13 +0.24

ダウ公共株15種 987.49 -1.71 -0.17

フィラデルフィア半導体 5212.25 -97.90 -1.84

VIX指数 17.82 +1.78 +11.10

S&P一般消費財 1821.93 -41.19 -2.21

S&P素材 527.24 -0.08 -0.02

S&P工業 1120.35 -1.14 -0.10

S&P主要消費財 840.22 -2.29 -0.27

S&P金融 804.49 -1.24 -0.15

S&P不動産 251.36 -1.83 -0.72

S&Pエネルギー 671.96 +7.08 +1.06

S&Pヘルスケア 1629.97 +9.45 +0.58

S&P通信サービス 350.24 -3.73 -1.05

S&P情報技術 4628.60 -113.43 -2.39

S&P公益事業 386.61 -1.13 -0.29

NYSE出来高 10.75億株

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 39825 - 175 大阪比

シカゴ日経先物3月限 円建て 39735 - 265 大阪比

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米卸売在庫、11月は0.2%減 速報値と変わらず

ビジネス

米新規失業保険申請は1万件減の20.1万件、11カ

ワールド

中国マネー、香港の投資ファンドに殺到 高金利の米国

ワールド

米オープンAIのアルトマンCEO、妹への性虐待疑惑
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:中国の宇宙軍拡
特集:中国の宇宙軍拡
2025年1月14日号(1/ 7発売)

軍事・民間で宇宙覇権を狙う習近平政権。その静かな第一歩が南米チリから始まった

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵の遺族を待つ運命とは? 手当を受け取るには「秘密保持」が絶対
  • 2
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分からなくなったペットの姿にネット爆笑【2024年の衝撃記事 5選】
  • 3
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」
  • 4
    中国でインフルエンザ様の未知のウイルス「HMPV」流…
  • 5
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 6
    マクドナルド「多様性目標」を縮小へ...最高裁判決の…
  • 7
    仮想通貨が「人類の繁栄と自由のカギ」だというペテ…
  • 8
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 9
    真の敵は中国──帝政ロシアの過ちに学ばない愚かさ
  • 10
    日本の「人口減少」に海外注目...米誌が指摘した「深…
  • 1
    中国でインフルエンザ様の未知のウイルス「HMPV」流行の懸念
  • 2
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵の遺族を待つ運命とは? 手当を受け取るには「秘密保持」が絶対
  • 3
    早稲田の卒業生はなぜ母校が「難関校」になることを拒否したのか?...「アンチ東大」の思想と歴史
  • 4
    ザポリージャ州の「ロシア軍司令部」にHIMARS攻撃...…
  • 5
    青学大・原監督と予選落ち大学の選手たちが見せた奇跡…
  • 6
    「日本製鉄のUSスチール買収は脱炭素に逆行」買収阻…
  • 7
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 8
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 9
    空腹も運転免許も恋愛も別々...結合双生児の姉妹が公…
  • 10
    真の敵は中国──帝政ロシアの過ちに学ばない愚かさ
  • 1
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 2
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊」の基地で発生した大爆発を捉えた映像にSNSでは憶測も
  • 3
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 4
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼ…
  • 5
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 6
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 7
    半年で約486万人の旅人「遊女の数は1000人」にも達し…
  • 8
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
  • 9
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
  • 10
    コーヒーを飲むと腸内細菌が育つ...なにを飲み食いす…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中